【質問】免許返納を考える年齢になったがまだまだ大丈夫だと思っている
70歳を過ぎて、周りからはそろそろ運転免許を返納した方がいいんじゃない?と言われるようになりました。
でも、自分としては運転に不安はありませんし、やはり毎日の生活のためには必要です。
もちろん、いずれ返納はした方が良いとは思っているので、返納をすべき年齢の目安を知りたいです。
何歳くらいになったら免許を返納した方がいいのでしょうか?
免許返納の年齢の目安を知っておく
まず、運転免許返納をする年齢というのは、何か強制的に決められているわけではないというのが原則です。
制度上は、70歳から自主的に返納することができます。
実際、70歳以上の高齢者は運転免許更新時に高齢者講習やチェックが必要となるため、その際に運転に適さないと判断される場合は返納を検討することが望ましいとされています。
もちろん、問題がなければそのまま運転を続けることができます。
全体的な傾向としては、74歳くらいで返納をする方が多くなっています。
こうした年齢の目安を知っておくことは大事なのですが、高齢になるにつれて身体機能が低下し、運転による事故リスクが高くなることは理解しておきましょう。
年齢がそれほど行っていなくても、自分自身の身体状況や運転に対する自信、家族や医師の意見などを考慮し、返納を検討する必要があるのです。
たとえば、年齢に関わりなく返納をした方が良い状況としては、視力や聴力、反応時間などの点で身体能力が落ちてきた場合です。
能力はあるかもしれませんが、気持ち的に運転に自信がなくなってきたなと思ったら、やはり返納を検討してみましょう。
もう一つのポイントは、自動車保険料が高くなったと実感した時です。
高齢者の自動車保険料は、事故リスクが高くなるため若年層に比べて高額になることがあります。
自動車保険料が高くなればそれだけ経済的な負担も増しますので、それを機に返納を検討することも必要です。
70歳以降の免許更新手続きについて押さえる
70歳を超えると、免許センターなどで更新手続きをする前に、高齢者講習を受けないといけません。
自動車教習所などで行われる講習を事前に受けて、その修了証明書を持参して免許センターに行くことになります。
高齢者講習では、適正検査を受けると共に、実際に運転をしてみて危険な運転を避けるためのポイントを教わります。
また、高齢者特有の危険などについて学科講習もありますし、75歳を超えると認知機能検査も実施されます。
テストを受けてパスしないと免許更新手続きそのものができなくなる制度です。
図を用いた記憶力、認知力のテストが受けることになります。
このように、全体的に更新手続きの手間がかかるので、これを機に返納しようと考える人も多いです。