【質問】一人暮らしで他人とコミュニケーションを取る機会が減っている
70歳の一人暮らしです。
夫には先立たれ、息子達も遠くに住んでいるので、息子一家に会うとしても年に一度かそれ以下の頻度で、コミュニケーションを取る機会が減っています。
普段は飼い猫の世話をしているのですが、あまり親しい友人もいなく、自分でも世間から遠ざかった生活をしているかなと思うことがあります。
もう少しコミュニケーションを大切にして、活発な生活を始めたいと思っているのですが、具体的にはどんなことに心がけたらいいでしょうか。
【回答】コミュニケーションで大事なポイント
シニア世代になってからの一人暮らしでは、どうしてもコミュニケーションをとる機会が減ってしまいます。
他人と活発なコミュニケーションをとることによって脳が活性化され、精神的にも若さを保つことができますので、できるだけ人と触れる機会を作り、外出する回数も増やすことが大切です。
同じコミュニケーションを取るのでも、共通の趣味を持った仲間がいるサークルなどであれば話も弾みますし、気の合う友達も作りやすいというメリットがあります。
他人とおしゃべりする機会を増やすことで表情も豊かになり、物の考え方にも柔軟性が出てくるはずです。
また、何歳になっても学びの姿勢を忘れないことも大切です。
何かを学ぶことによって、常に新しいことにチャレンジすれば、精神的にもいい意味での刺激を受けることができます。
シニアが対象のカルチャースクールや市民大学なども数多くありますので、「もう年だから」などと言っていないでどんどん新しいことに挑戦してみるのが一番です。
【回答】コミュニケーションにお金を使う
コミュニケーションにお金を使うという姿勢も、重要なのでは。
例えば、しばらく会っていなかった同級生と食事をする、あるいはお茶を飲むといった簡単なことでも、人間関係を豊かにし、生活に楽しみを感じることができるはずです。
シニアになって家に引きこもるようになってしまうと、孤独感を感じるようになり、ひいてはメンタル疾患に発展するリスクもあるといいますから、積極的に友人とお茶を飲むなどといった習慣をつけ、変化に富んだ生活をするのがおすすめです。
また、ヨガのクラスなどに参加して、体を動かしながらクラスの友人たちとコミュニケーションを取るのもいい方法です。
体を柔軟に保つことは健康維持につながりますし、仲間と一緒にエクササイズをやれば毎日の励みにもなります。
クラスに行くために、今日は何を着て行こうかと考えたり、綺麗にお化粧をして出かけるのも老化防止には効果的です。
出不精はやめて、積極的に人の集まる場所に出かけて行くようにすれば、コミュニケーションの場も広がります。