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社会人

部下のマネジメントに悩んでいます

部下にどう接すればよいでしょうか?

自分が若かった頃は、先輩や上司からたくさんのことを教えてもらったり、相談にのってもらったりしながら、仕事を覚えたり挑戦したりしてきました。
現在、今度は自分が上司の立場になり、部下に教える立場になったのですが、なかなかうまく行かず悩んでいます。

なるべく親切に圧をかけないように気を付けているのですが、なかなか伝わりにくくなることもありますし、少し舐められているように感じることもあります。
今と昔とでは、若い人の考え方も異なっていると聞くこともあり、分かってるつもりでもあるのですが、どうすれば良いのか戸惑うことが少なくありません。

どんなことに注意して、部下に接したり話をしたりすれば良いのでしょうか?

「人」ではなく「目的」を基準にする

部下に気にってもらいたい、良い上司であると思って欲しいといった気持ちは、おそらく多くの方が願っていることでしょう。
しかしながら、どんな立場にある人間であっても、「人」対「人」であることは間違いなく、必ずしも良い印象を持ってもらえるわけではありません。
まずは、そこを腹の底から理解して割り切ることも必要です。
そのうえで、人に良く思われることに注力するのではなく、どうしたら目標を達成できるのかを考え対応することが大切です。

例えば、どうしたら部下が誤解せず指示を理解しやすくなるか、伝え方を考えてみたり、グループやチームがどうしたらスムーズに仕事を進めることができるのかを一番に考えてみてください。
そうすれば、何をすべきかが分かってくることでしょう。
もちろん、いつもニコニコしているわけにはいきません。
威圧的になるのは良くありませんが、堂々とした態度と、ぶれない考えを持つことも大切です。

価値観を押し付けない

年代というよりも、人はみな考え方や価値観が異なります。
今は、以前よりもさらにそれが分かりやすくなっているのかもしれません。
こうあるべきをごり押しするのではなく、お互いの考えをすり合わせながら、良いやり方を模索する姿勢が必要な場合もあります。

仕事以外で、何かに強制的に参加させたり、圧力をかけてノーと言えない状態にするのも避けましょう。
一人一人に意見を尊重することも大切です。

相手の話や考え方をちゃんと聞くこと、相談にはきちんと応じて最後まで聞くこと、約束を守ること、部下のプライベートなことを話題にしないことなども、是非覚えておきたいことです。
こうすることで、信頼されやすくなり、お互い仕事もスムーズに進めやすくなることでしょう。

マネジメントルールを決める

予め、マネジメントルールを決めておくことも必要です。
ルールがあることで、複数の人間をまとめやすくなりますし、それぞれが何に注意しながら進めていけば良いのか分かりやすくなります。

伝える時は、なるべく分かりやすくシンプルにしてみてください。
そして、くれぐれも怒った態度で向き合うことのないようにしましょう。