【質問】ムダ毛処理を考えているのですが良い方法はないでしょうか
高校生2年生の娘がムダ毛で悩んでいます。
ふだんはとても明るい子なのですが、最近お友達から脚のムダ毛が目立つと指摘されたようでして、元気がありません。
そこで娘に脱毛をさせてあげたいと考えているのですが、おすすめの脱毛方法を知っていましたら教えていただけないでしょうか。
たくさんの方からの回答をお待ちしています。
【回答1】家庭用脱毛器具は自己処理が手軽になります
ムダ毛の処理なら、家庭用脱毛器具を試してみてはいかがでしょうか。ムダ毛の多いところにさっと使用できる優れものですよ。
家庭用脱毛器は種類がありますので、以下にピックアップしてまとめておきますね。
- ローラータイプ
- フラッシュタイプ
- レーザータイプ
ローラータイプの脱毛器具は、器具のなかに毛をはさみムダ毛を引き抜きます。脱毛したい箇所にあてて、さっと処理するのにうってつけです。毛を引き抜くので、剃ってしまう場合と比べてムダ毛がすぐに生えにくいのがメリットです。このため頻繁に毛を処理することもありません。ただし、毛を抜くときは予想以上に痛みを感じるかもしれません。そこは念頭に入れておく必要があります。ローラータイプの脱毛器具は刺激が強いため個人的にあまりおすすめしませんが、長期的にツルツルな状態を維持できます。
ほかにも、フラッシュ式の脱毛器具もあります。メラニン色素を読み取る機械が、脱毛部分(毛を育てる毛乳頭や毛母細胞)にダメージを与える仕組みです。広範囲に照射できるので痛みが少ないのも特徴です。利用しやすい脱毛器具ですが、値段は高めに設定されています。また、肌へのダメージが少ないぶん、脱毛効果も弱いという点も考慮しておきましょう。
医療機関で用いられる脱毛レーザー機器は専門医でないと使用できませんが、自宅で使える家庭用脱毛器具はレーザーの出力レベルが抑えられていて誰でも使えるようになっています。
照射範囲が狭いためポイントごとに使用しましょう。ムダ毛が多いと脱毛処理時間はかかってしまいがちですが、高い脱毛効果が期待できます。
家庭用脱毛器具を使う際は、どこの部位の毛を脱毛するかハッキリさせておくとよいですよ。ローラータイプやレーザータイプの脱毛器具は強い刺激を与えてしまうので、日焼けしている肌には使用できない脱毛器具もあります。ですので、娘さんの肌質や脱毛したい箇所を把握したうえで購入をおすすめします。
【回答2】医療脱毛とエステ脱毛がある
私の友人は自分でムダ毛の処理を行なっていました。ですが、チクチクした痛みが気になり、自分で処理するのが手間だったため、医療脱毛を利用したそうです。脱毛を受けるときは、何が自分に合う脱毛方法なのか調べたと言っていました。友人から聞いたことを話しますね。
医療脱毛とエステ脱毛はそれぞれ違いがあります。大きな違いとして医療行為になるかで分けられていることです。医療脱毛では医療行為を許された有資格者のみが医療脱毛器具の使用を許されています。
医療脱毛は、医療レーザー脱毛とニードル脱毛があります。医療レーザー脱毛は、出力の高いレーザーを脱毛箇所に照射します。一方、ニードル脱毛は一本一本の毛穴に専用の針を使用して電流を流し込む施術です。どちらも高い脱毛効果が期待できますが、かなり痛いので脱毛する箇所によってはエステ脱毛を選んだほうがよいかもしれません。
医療脱毛で使用される脱毛器具は脱毛サロンで使用されている器具よりも照射する度合いが大きく、脱毛効果も高いとのこと。脱毛効果だけでみるなら医療脱毛を選んだほうがよいかもしれません。ですが、そのぶん肌へのダメージが大きい点や金額も高い傾向のようです。
一方、エステ脱毛は、医療の範囲に入らない程度で脱毛を行ないます。医療資格を持っていないエステティシャンが担当するのが特徴です。
エステ脱毛では主に、出力の弱い脱毛器具を使用します。肌への刺激が少ないことから敏感肌の人におすすめの脱毛方法です。1回の脱毛時間が短いのはメリットにあたりますが、照射パワーが弱いので、脱毛効果はあまり得られません。
ただし、エステ脱毛は照射パワーが弱いので、脱毛効果はあまり得られません。そのため医療脱毛よりも脱毛完了までに通う頻度が多くなりがちのようです。
調べたところ、医療脱毛は5回から8回ほど通う必要があるそうです。対してエステ脱毛では12回以上の照射回数を必要とします。2年以上はエステサロンに通うでしょう。もし短期間で脱毛を済ませたい場合は、エステ脱毛よりも医療脱毛を選ぶとよいですよ。
医療脱毛を利用する場合は、カウンセリングを予約します。未成年の施術では保護者の「親権同意書」が必要になります。脱毛で悩む高校生はたくさんいますので、脱毛を受けることに引け目を感じることはありません。ただ、生理期間中は肌トラブルが起こりやすいのだとか。脱毛時期については一度連絡して聞いたほうがよいでしょう。
実際の施術では着替えた後に肌の状態をチェックします。テスト照射して痛みの少ない出力レベルを把握した後に本照射を移るようです。施術後は肌の状態やケア方法などの話をするようです。気になる点はどんどん伝えましょう。
クリニックを選ぶ際は、院内の雰囲気や女性スタッフの対応、カウンセリングを担当した医師と話して信頼できるが望ましいですね。
【回答3】医療脱毛は永久脱毛ではないことに注意です
永久脱毛を謳っている医療機関やクリニックもありますが、永久脱毛にはきちんとした定義があります。
食品医薬品局(FDA)と米国電気脱毛協会は、
- 最後の脱毛から1か月後、毛が再び生えてくる確率が20%以内
- 3回の脱毛施術後、6か月経過した時点で毛が3分の2(67%)以上減っていること
と提唱しています。この定義が守られていれば永久脱毛の言葉を使っても良いとされています。私たちが考える「施術後ずっと毛が生えない」という意味ではないので要注意です。
【回答4】アフターケアも大切です!
脱毛後の肌はとてもデリケートになっていますので、ケアを念入りに行ないましょう。
脱毛後は熱で肌が軽く焼けています。湯船につかるとかゆみや肌の炎症の原因になりますので、脱毛した日はシャワーでさっと済ませるようにしましょう。身体を洗うときもなでるように優しく洗います。
脱毛後は紫外線にも注意が必要です。脱毛によって肌がダメージを受けているため、ちょっとした紫外線でも肌の炎症になりかねません。脱毛を行う際、毛ではなく日焼けした肌に反応してしまうおそれもあります。
自宅ではできるかぎり窓から離れ、日のあたらない場所にいましょう。外出するときは日傘を常に持ち歩いたり、UVカット機能のついた洋服を着用したりして紫外線から肌を守るようにします。
脱毛後は乾燥した肌になっていますので保湿クリームを塗って肌にうるおいを与えてください。脱毛箇所を念入りに保湿しておくことで、脱毛によって低下したバリア機能を保てます。真夏のような紫外線が強くなる時期、秋や冬などの肌が乾燥しやすくなる季節は、肌トラブルが起きやすくなりますので脱毛後はしっかりとしたケアが大切です。
脱毛は長いスパンが必要になるので、脱毛完了まで肌があれないようにしましょう。肌が炎症した場合は、クリニックが処方した軟膏を塗ってください。脱毛が完了するまでの間、担当医に肌ケアに関するアドバイスを受けましょう。